か、か、か、カナブンンンンン!!!
朝晩がとても過ごしやすくなりました。
今、ベランダを開けているのですが、鈴虫かな?綺麗な鳴き声が聞こえています。
私が「虫」に関することで、「虫」たちと私が共生できるポイントは・・・「鳴き声」だけです!
蝉は「鳴いて」いるだけならば全然平気ですが、目の前に飛んでこられたり、目の前にポトリと落っこちてこられたりすると叫びます。
秋の綺麗な鳴き声を奏でてくれる鈴虫も、「鳴いて」いるだけならば、
あぁ、秋だなぁ、いい季節になったなぁとしみじみとするのですが、例えば虫かごに入った状態で部屋の中で鳴いていると・・・ウン、やめて。
なんでしょうね、足が6本あるのも苦手ですし、哺乳類や爬虫類とかと違って関節が剥き出しじゃないですか・・・あれがダメなんです!!
いまいち、お顔の輪郭というか、パーツがハッキリとわからないのも怖い!!
哺乳類や爬虫類って、目があって鼻があって口があって・・・目だってちゃんと黒目と白目が分かれてるじゃないですか!
だから平気なんです・・・
哺乳類や爬虫類は本当に平気なんです。むしろ大好きです。
一時はハムスターを12匹飼っていましたし、文鳥やインコ、カメも飼っていました。
トカゲも好きなので、買おうかなぁと悩んでいたのですが、トカゲは断念しました。
それはなぜか。
彼らのご飯は虫なのです。
昆虫だけにとどまらず、もしかしたら、もしかしなくてもですけどミミズとかも食べるじゃないですか・・・
無理、絶対。
ご飯のためにペットを諦めるのも寂しいですが、責任を持って飼いたいので、いざ飼うとなれば、ちゃんと克服できてからにしないと、ペットたちにも申し訳ないですものね。
・・・克服・・・・・・できるのだろうか・・・・・・
でっ。そこまで虫が苦手なわたくしが、なぜ苦手な内容の記事を書いているのか!
家に大きなカナブンが入ってきたんです・・・
カナブンて、コガネムシともいうんでしたっけ?
名前は綺麗ですよね、「コガネ」。漢字で書けば「黄金」だなんて。
母からは、「コガネムシは、お金持ちの虫だから大事にしないとダメよ」と、子供の頃よく言われたものですが・・・確かそのころから既に虫は苦手だったような・・・
だから大金持ちではないのかしらん。いや、関係ないか。うん、ないと信じたい。
カナブンが家に入ってきた話に戻りまして。
カナブンて、羽が硬くて分厚いので、飛び回って壁や窓ガラスに激突すると、結構な音が響き渡るんですよね・・・
あの音を聞いただけで全身に鳥肌が立ちます。
しかも、蚊やハエと違って、ひとしきり飛んだらどこかで休むんです・・・
壁とか、見えるところで休んでくれていたらいいんですけど、それがもし、椅子の上とか座布団の上だったら・・・
そして、それに気付かなかったら・・・!!
うぎゃああぁぁぁあぁぁあああぁぁぁ!!!
無理!絶対無理!どこにも座れないいいいぃぃぃぃいいいぃぃ!!!
と一人で勝手に妄想を膨らまし、一人で恐怖に慄いております。
ちなみに、カナブンに襲われたの、これが初めてじゃないんですよぅ・・・
高校生のころ、今と同じような季節の夜に勉強をしていました。湿度があまりにも高くて集中できない!となり、久々にクーラーを付けました。
次の瞬間、大きなカナブンが心地よい冷風と一緒に部屋へとダイブしてきました。
クーラーの冷風と冷や汗の相乗効果で、一気に体が冷えたのを覚えています。
カーテンと窓ガラスの間に入り込んだときは、おそらくカナブンさんもパニックなのでしょう。背面に飛ぼうとしても飛べないのですから。
とにかく暴れているかのように飛ぶんです・・・すると硬い羽が窓ガラスに当たってものすごい音に聞こえるんです・・・
しかもカーテンが波打っているせいで、カナブンさんの姿が見えないので、何もいないのに音が鳴っている感覚なんです!!!
時間帯が夜中ということもあり、家族は全員寝静まり、誰にも助けを呼べる状態ではありません・・・
かといって、朝まで小さな部屋で、カナブンさんと二人っきりというのも耐えられません・・・
今までに経験したことのないような冷や汗をかきながら、カナブンさんを必死で探します。
すると。いらっしゃいました、カナブンさん。
私が使っていた勉強机の裏側にある、僅かな出っ張りに鎮座していました。
そして、なんと幸運なことか、出っ張りにあった、段ボールの切れ端の上に乗ってくれていたのです!!
このチャンスを逃すと、もう手立てはないかもしれない・・・
長いペン2本をお箸のようにして持ち、窓を全開にしてからカナブンさんを迎えに行きました。
ペン箸で段ボールを挟み、窓からぽーん。
軽ーい感じで書きましたが、いつ動き出すかわからないカナブンさんのご機嫌も窺いながらの作戦です。
実際は5分もかかってないはずですが、20分は格闘していた気分でした・・・
そして、今回乱入してきたカナブンさん。
偶然にも床に止まってくれたので、父親が帰ってくるまで、空き箱を被せて事なきを得ました。
あとは・・・父に任せました。
もうね、繰り返してしまいますが、本当の本当に虫が嫌いなんです!!
退治もできません。
なので、我が家での虫の死亡率は非常に低いと自負しておりますが、その分、私の精神に少しずつフラグが立っている状態です・・・
あうち。