気まぐれアラサー diary

読書・彫刻・料理好きが日々のあれこれ綴ります

受験と苦手なモノはセットで襲ってくるのは何の因果だ

今週のお題「受験」

 

ここ数日はかなり気温が上がり、少し前まで来ていたコートで出かけると汗ばむほどでした。冬はいつもヒートテックのお世話になっているのですが、暖かい日は着ずに生活できました。

 

受験、、、なんて懐かしい響きでしょうか。

高校と大学、2度の受験を経験しましたが、実は高校の受験は、何故か全く記憶にありません

何故でしょう、、、単純に年数が経ったからというのも考えられるのですが、それにしてもここまで記憶がないのは不思議なくらいです。

高校が私史上最大暗黒時代だったからでしょうか。

 

そこんとこは置いておきまして、、、大学受験は波乱万丈でした。

 

まず、家を出てからすぐのこと。

家を出て、駅に着いたと途端にトラブルがありました。

切符(当時はICカードなんてなかったような、、、あっても使いこなせていなかったか、、、)を改札機に入れようとしたところ。

切符を入れるところに大きな芋虫的なものがぁ!!!

 

私の前にもたくさんの人が改札機を通ったでしょうに、、、しぶとく這っていたのですねぇ、、、

今にして思えば、そのしぶとさを、受験の粘りと掛けて頑張ればよかったのですが、その瞬間にそんな縁起のいいように考えられるほどの余裕もなく、受験とは別の心臓バクバクを感じながら電車に乗りました。

 

そういえば、大学受験は12月だったのですが、マフラーがいらないくらい体が火照っていたのを覚えています。

当時、最強寒波の到来と言われていたはずでしたが、あまり寒いと感じずに歩いていましたね。ガラにもなく緊張していたのでしょうか。

 

 

そして、電車で1時間弱ゆらゆらと揺られて、受験会場の大学に着きました。

それまでは特に緊張も感じず、むしろ「よっしゃなんでも来ーい」くらいの、なんとも緊張感のない感じだったのですが、教室に入る前に食堂で全員待機している間に、急に緊張してきてしまいました。

こんなときは参考書を見ていてもに緊張してしまう!と思い、単純な英単語帳だけを見て待機していたのを覚えています。

 

 

そしてついに、時間になったので試験会場である教室へ

 

 

中学や高校とは全く違う、机の配置のされ方や黒板の機能性に軽い感動を覚えつつ、指定されている席に着きました。

周りの受験生の方も緊張されていたようで、皆さん席に着いた後は物音立てずに、といった感じでした。

 

嗚呼、此処に辿り着くまでに、幾日勉学に励んできたことか、、、失礼しました、そこまで勉学のみに真面目な学生ではありませんでした。

定期テスト以外は、必要最小限以下の勉強も、、、してたかなぁ。あ、好きな科目は頑張っておりました。音楽・体育・美術は頑張っておりました。

あれ、あれ。この3教科、受験に出なかった、、、まぁいいか。好きだったんだもの。

 

いやしかし、こんな不真面目な私でも受験する機会に巡り会えたのはありがたいことです。

数学とか物理以外の、大学で初めて勉強できるような科目を勉強したいと思えたことにも感謝です。

 

 

色々な思い出が頭を駆け巡る中、ついに試験監督の先生がいらっしゃいました。

そのとき、、、急に心拍数が上がりました。

あ、これはまずい。と思うほどに。しかし!!!(唯一)好きだった体育の先生に教えてもらった必殺法でとてつもないバクバクを抑え込むことに成功しました!!

 

至極単純な呼吸法なのですが、息を短く一気に吸い込み、長い時間をかけて吐き出す

(教えて頂いた言葉をそのまま載せております、、、詳しい方法は調べた方が出てくるかも?)

コレやっているうちに、だんだんとリラックスしてきました!

 

そして、試験用紙が配られ、裏向きにしてスタンバイ。

 

カチコチと教室の時計が時を刻むのを静かに聞いていると・・・

ヴーンという、時計とはまた違った音が。しかしどこかで聞いたことのある音が。

 

静寂が支配する教室に鳴り響いた音の正体は、、、大きな大きなスズメバチでした。

スズメバチって、、、12月も元気一杯なのですか、、、

虫が大苦手な私は虫の生態についてはほぼ無知なのですが、12月の寒い日に、、、小雪がちらつく日に、、、あんなに元気にスズメバチが飛び回るなんて思いもよりませんでした。

 

なぜ、、、勉強が苦手な私の大勝負時に、苦手な虫さんと2度も遭遇するのでしょう、、、

 

受験生の皆さんが怖がって悲鳴が飛び交う中、試験監督の先生も怯えて教室の端っこに行ってしまいました。

すると、その先生が連絡を入れたのでしょうか、大学職員の方が業務用らしき掃除機を持って教室に来られまして、カーテンと窓の間に入り込んだスズメバチを吸い込んでくれました。

アッサリと書いておりますが、このスズメバチがカーテンと窓の間に入り込んでくれるまでに、おそらく10分以上はかかっていました。

ということで、、、試験開始時刻が15分ほど遅れました(笑)

 

その後は無事に試験が進みました(笑)

 

 

長くなってしまいましたが、私の大学受験の思い出は、家を出た直後から試験開始直前まで、苦手の虫に遭遇したという事実でした。

 

そんな事実も、受験から10年経った今では懐かしい思い出です。